2025年04月17日
伝染性紅斑の感染報告が増えているため、予防をしましょう。
?どんな病気?
・ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
・小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。
・両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれています。
・微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
?妊娠中に感染するリスク
今までに感染したことのない妊娠中の方が感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
熱や倦怠感が出現した後に発しんが出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
また、感染しても症状がない場合もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
?かからないためには?
・かぜ症状がある方との接触や人込みをできる限り避けましょう
・石けんでこまめに手洗いをしましょう
・マスクの着用を行いましょう
?周りの人にうつさないためには?
・咳などの症状がある人は、「咳エチケット」を守りましょう